| Visual Basic 中学校 関連用語集 |
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| 意味 |
意味1.リソースとは、プログラムの開発・実行で使用される「もの」のこと。
具体的に何を指すかはさまざまであるが一例を示すと次の通り。
- メモリ
- 画像や音声などのメディア
意味2.リソースとは、プログラムの開発・実行で使用される「もの」のうち、ビルド前に明示的にプロジェクトの一部として取り込まれたもの。
| 詳細 |
アプリケーションの構成要素は次の3つに分けることができます。
1.プログラム本体
2.アプリケーションが使用するデータ
3.アプリケーションを実行する環境
このうち、データと環境のことを広義の意味でリソースと呼びます。ただし、このような広い範囲のものを一口にリソースと言っても意味はないため、たいていの場合はその状況に応じてもっと限定的な意味でリソースという言葉を使います。
最も多いのはメモリを指してリソースと呼ぶことです。「リソース不足で実行できない。」のような使い方がされた場合、ここで言うリソースはメモリのことを指していると考えてまず間違いありません。
次に多いのはアプリケーションが使用する画像や音声などのデータのことをリソースと呼ぶ場合です。
この他にもアプリケーションで使用する文字列がリソースである場合もありますし、解析して実行する何らかのスクリプトをリソースと呼ぶ場合もあります。また、人的資源をリソースと呼ぶ場合もあり、「3か月後に完成させるためにはリソースが足りない。」のような使い方をします。
リソースとはこのような漠然とした言葉なのです。
| Visual Basic 中学校からのアドバイス |
リソースと言われたらとりあえずメモリのことだと考えておきましょう。それで話のつじつまが合わないようなら画像や音声のことだと考えておきましょう。これで9割程度は話が通じます。
| Visual Basicとの関係 |
VBでは画像や音声などのリソースを明示的にリソースとしてプロジェクトに取り込むことができます。リソースとして取り込まれた画像や音声はビルドの結果、プログラムと同じexe(またはdllなどの)ファイルに格納されます。
VB2005以降でリソースを明示的にプロジェクトに取り込むにはプロジェクトのプロパティ画面でリソースページを使用します。
このような明示的に取り込まれたリソースの読み込みには専用のメソッド・プロパティを使用します。
次の例は「Sample1」と名付けた画像のリソースを読み込んでPictureBox1に表示します。
PictureBox1.Image = My.Resources.Sample1 |
■リスト1:明示的に取り込まれたリソースの読み込み
明示的に取り込まれていない画像や音声をリソースと言っても間違いではありません。次の例は画像ファイルC:\Test\Sample1.bmpをPictureBox1に読み込みます。
PictureBox1.Image = Image.FromFile("C:\Test\Sample1.bmp") |
■リスト2:明示的には取り込まれていないリソースの読み込み
このとき、C:\Test\Sample1.bmpはこのプロジェクトのリソースであると言えます。
| 関連用語 |
メモリ