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VB2005の値段と購入のアドバイスをします。
これから買うならVisual Basic 2008を買ってください。2008年6月現在のVBの最新版はVisual Basic 2008です。このページでは 1つ前のバージョンのVB2005について説明していますから注意してください。 また、この記事の内容はVB2005が最新版だった頃の内容ですので、現在の事情とは異なっている可能性もあります。 |
概要 ・VB2005には複数の製品がある。あなたに最適なVB2005はどれか判定する。 ・VB2005の各製品の比較・できるだけ安く購入するには? ・学生はAcademicを購入するのが良い。 ・インターネットでもVBを購入できる。購入するときは当サイトのリンクから買ってもらえると私にも紹介料が入ってとても嬉しい。
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VB2005に興味を持って「いざVBを購入!」と思ってもちょっと待ってください。
一口にVB2005と言っても複数のエディションが存在し、機能が少しずつ違います。また、付属品やMSDN Subscriptionと呼ばれるオプションによって同じエディションでも値段が変りますし、とにかくいろいろな要素が関係して値段は無料〜150万円まで様々なのです。
これらを調べて自分にあったVBを探すだけでも初心者の方には一苦労です。
そこで、ここでは「ずばりどのVBを買えばよいのか?」をアドバイスします。
同時にできるだけ安く買う方法もアドバイスします。
まずはあなたに最適なVBのエディションを調べてみましょう。次の表を参考にめぼしをつけてください。
あなたは... | 私の一番のおすすめ | ひょっとしたら良いかも | |
未経験 | とりあえず試しにいじってみたいだけ。 | Express | |
学生 | 学生または教育機関の関係者 | Academic (※1) | Express |
趣味 | まだそれほど使いこなす自信がない。 | Express | Standard |
かなり活用する予定。 | Standard | ExpressまたはProfessional | |
仕事 | システム開発を「専門」にしているわけではない。 | Standard | ExpressまたはTools for Office |
システム開発専門の仕事にVBを使いたいが、小規模なシステムを想定している。 | Professional | Tools for Office | |
中規模以上のシステム開発を想定している | Team Suite | Team Edition |
※1:Academicは機能上はStandard Editionと同等です。機能を調べたい場合にはStandard Editionの説明を参考にしてください。
この表はあくまで参考ですので各エディションの細かい違いを知りたい場合はVisual Basic 2005の機能比較をご覧下さい。
学生向けのtheSpokeとは? VB.NET2003の時は学生向けの格安パッケージであるtheSpokeというものが存在していました。おそらくVB2005でもtheSpokeが売り出されるのではないかと思っていますが、2006年2月現在ではそのような製品は存在しませんし、発売予定も公表されていないようです。Academicでも5000円くらいの格安な上に機能的には十分なので、学生はなんといってもAcademicを購入するのが良いでしょう。 |
Officeプログラミングに興味のある人は注意! VB2005を使ってOfficeプログラミングをしたい方はTools for OfficeまたはTeam Edition、Team suiteを入手する必要があります。StandardやProfessionalではOfficeプログラミングはできないので注意してください。ただ、この「Officeプログラミング」という言葉は非常に勘違いを生みそうで注意が必要です。一番下のエディションであるExpressを使ってもExcelやWordの文書を作成したり操作したりということは可能です。ExcelやWord自体にVBでプログラムを行うためのマクロ機能が装備されているからです。 Tools for Officeで言うところの「Officeプログラミング」とはこういったOfficeを対象とした通常のプログラミングではなく、さらに高度なプログラミングを指しています。私の意見ではOfficeを使って特に高度な業務を行うのでない限りこの「Officeプログラミング」機能は必要ないと思います。マイクロソフトはこの「Officeプログラミング」の画像を公開しているので必要ならばちょっとのぞいてみたほうが良いでしょう。 http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/products/vsto/details/ 現在のところ、この「Officeプログラミング」が可能なのはWord2003, Excel2003, Outlook2003, InfoPath2003だけのようです。Access 2003は対応していませんので注意してください。 |
目的のエディションが決まったらすぐに値段を確認したいと思われるかもしれませんが、まだ早いです。MSDN Subscriptionについて知っておかなくてはなりません。「そんな聞いたこともないものはどうでも良い。自分はVBを購入したいだけだ。」と感じる方もいらっしゃるでしょうが、MSDN Subscriptionのことを知っていないと後悔する可能性が非常に高いです。とりあえずここでの説明に目を通してみてください。
MSDN Subscriptionとはマイクロソフト製のソフトウェアを一括して入手できるサービスのことです。これにはWindowsやOffice,
Visual Basicなど様々なソフトが含まれています。
→MSDN Subscription以外にはソフトウェアの入手の他にも受けられるサービスがありますが、一般の方には縁がないでしょう。
VBを購入する場合にこのMSDN Subscriptionを同時に購入することができます。もちろんその分値段も高くなりますが、WindowsやOfficeやSQL Serverなどなどの製品を個別に購入する場合に比べてはるかに安い値段です。しかも、このMSDN Subscriptionは一回限りのサービスではなく、通常は1年間有効なサービスなのです。
どういうことかというと、MSDN Subscriptionを購入していればたとえば、半年後にVB2005のバージョンアップが発売されたとすると、そのバージョンアップ版がマイクロソフトから自動的に送られてくるのです。期間内は毎月マイクロソフトの製品が送られてくるという仕組みです。現在および過去のソフトウェアのダウンロードも可能です。
具体的にどのソフトが送られてくるかはMSDN Subscriptionの種類によって違います。面倒なことにMSDN Subscriptionには8個の種類があるのです。各Subscriptionの詳細については次にあげるマイクロソフトのページを参考にしてください。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/howtobuy/vs2005/subscriptions/
Subscriptionを購入するとTools for
Officeが入手できる Visual Studio 2005のProfessional Editionを購入するときに、MSDN Subscription付きのものを購入すると、なんと後でマイクロソフト社からTools for Officeが送られてきます。 Professionalを購入しようかTools for Officeを購入しようか迷っている方はこのことも念頭においた方が良いでしょう。 |
内容についての情報を説明したところで、値段の説明をしましょう。次の表を見てください。
エディション | MSDN Subscription | 新規パッケージの推定小売価格 | アップグレード版の推定小売価格 |
Express Edition | なし | 4,700 | - |
Academic Edition | なし | 4,850 | - |
Standard Edition | なし | 29,000 | 19,200 |
Tools for Office | なし | 128,000 | 64,800 |
Professional Edition | なし | 128,000 | 64,800 |
Professional Subscription | 165,000 | 109,799 | |
Premium Subscription | 350,000 | 279,659 | |
Team Edition for Testers | Premium Subscription | 747,999 | 315,000 |
Team Edition for Developers | Premium Subscription | 747,999 | 315,000 |
Team Edition for Architects | Premium Subscription | 747,999 | 315,000 |
Team Suite | Premium Subscription | 1,498,000 | 478,000 |
値段はすべて「推定」なので実際の価格とは異なる可能性がありますが、この価格は現時点での実際の販売価格を確認したものなので大きな違いはないはずです。
MSDN Subscriptionは同じ「Premium Subscription」でも入手できるVisual Studioの種類については内容が異なります。詳細はマイクロソフトのサイトで確認してください。
表を見ていただくとわかるのですが、できるだけ安く購入するには下級のエディションで我慢するかアップグレード版を購入するかのどちらかです。
製品や値段についてのマイクロソフトの発表資料はこちらで確認できます。
http://www.microsoft.com/japan/presspass/addcont.aspx?addid=724
最後に、購入を検討されている方向けにいくつかの情報を提供しておきます。
・Express EditionはWebからダウンロードして無償でインストール・使用することが可能です。製品版を購入すると製本されたマニュアルが付属しているらしいです。
・Stndard Edition、Tools for Office、Professional Edition(MSDN Subscriptionなし)に関しては、Express Editionのライセンス登録をしておけば、アップグレード価格で購入できます。Express Editionは無償ですから、事実上新規パッケージの半額で購入できるということになります。
・無料で利用できる評価版も提供されています。評価版は機能には制限はなく、試用期間が限られています。評価版は雑誌などの書籍に付録として付いている場合もありますし、マイクロソフトのサイトから入手することもできます。
・マイクロソフトは高額な製品を対象にお得なキャンペーンを展開しています。いろいろなキャンペーンがあるようですので購入の前に以下のページに一度は目を通してみてください。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/campaign/
・企業や教育機関の担当者などで、複数のVBを一括購入しようとしている場合はオープンライセンスなどお得な割引が利用できる場合があります。
値段や機能からあなたの目的の製品が決定したらいよいよ購入しましょう。
秋葉原や新宿が近い方は直接でかけて量販店で購入することもできますが、たいていの店にはいくつかのVBがおいてあるだけですべての種類を常時取り揃えている店は私の知る限りありません。もちろん取り寄せてもらうことはできると思いますが。
ここからはCMですが、Visual Basic 中学校ではネットショッピングで有名なAmazonにリンク が貼ってあってVBを購入することができます。そして、このリンクをクリックして製品を購入していただくとなんと私に紹介料が入ってくるのです!
どうせ買うのなら是非私のリンクから購入してください。よろしくお願いします。
それでは、VB2005を入手して楽しいプログラミングライフを送りましょう!なに、どのエディションを購入したって基本的なプログラムは問題なくできますよ。