Visual Basic 中学校 開発ノード |
概要 このドキュメントは開発途中である自作のプログラム「クラス分析器」に関するメモや感想です。 |
このたび、中途半端な状態で自作のプログラムをアップしました。プログラムが趣味である人はみなそうだと思いますが半端なソフトであればたくさん作っているのです。しかし、一般に公開できる程の機能やクオリティを備えているものとなるとなかなかありません。
ですので、普段は自分用としていろいろなプログラムを開発して使用しているのですが、これではいつまで経っても何も公開できないと思いましたので、開発途中ではありますが「クラス分析器」をリリースしました。完成版ではありませんので、代わりにこのような開発ノートを付記します。
クラス分析器で私がやりたいことは次の5つです。
1.戻り値の型も含めてクラスのメンバを一覧表示する。
2.メソッドやプロパティの属性を簡単に見られるようにする。
3.いろいろな条件でメンバを検索できるようにする。例:「戻り値がControlである共有メンバ」など。
4.クラスの属性を簡単に見られるようにする。
5.フィールド含めてPrivateメンバも見られるようにする。
この、どれをとっても一般の方には役に立たない機能です。あくまで開発のための研究や勉強のためのツールという位置づけです。考えてみるとオブジェクトブラウザにちょっと似ていますね。
検索機能や属性およびPrivateメンバの表示はソースコードがないプログラムの中をのぞくのになかなか便利そうです。もっと細かいレベルでは.NET Frameworkに付属しているILDASM.exeを使えば、ILレベルでソースコードまでわかるのですが、ここまでは見る気はありません。
現在のところ、1と2、5に関しては機能が実装されています。と言ってもいささかテストがこころもとないので100%完全な情報であるということはまだ保証できない状況です。
3、4に関しては今後引き続き開発を行い、あまり間があかないように実装版をリリースする予定です。
問題はこの他の細かい点です。たとえば、共有メンバと非共有メンバの区別ですとか、一覧のいろいろな条件でのフィルタ。それに一覧のエクスポート機能があるとドキュメント作成の支援になりそうで便利です。あと、目立つところはクラスも列挙体も構造体も全部クラスのアイコンで表示されているのが気になります。このあたりを整えていくとまぁ「オブジェクトブラウザのようなソフト」と呼んでも憚りないものとなるでしょう。
それから、現在のバージョンでは詳細が見られるクラスと見られないクラスがあります。実は、どうして見られないクラスがあるのか現在調査中で原因はわかりません。もともと少ない空き時間に作成している状況ですのでこのあたりはご猶予を願います。
このソフトは私にとっては便利なのですが、みなさんにとってはどうでしょうか?便利に使っていただければ嬉しいですが、ひょっとするとこんなソフトに必要性を感じる方はほとんどいらっしゃらないかもしれませんね。せめて、ドキュメント作成の手助けにでもなれば幸いです。
本当はもっとすごい機能を実装する野望もあるのですが、ここではあまり風呂敷を広げないでおきます。