平方根___________

 

平方根(へいほうこん)・ルートはそれほどプログラムによくでてくるというわけではありません。だから、ここに書かれている内容は後回しにしても大丈夫でしょう。

 

1.すぐ終わる説明

9 は 3×3 ですね。

これで、「3は9の平方根である。」といいます。

16の平方根は 4 です。だって、4×4 = 16 でしょう?

このように、同じ数字(Tとする)を2回かけてできる数字をSをすると、「T は S の平方根である。」といいます。

2.平方根は実は2つある

25の平方根はいくつでしょうか? 5 はすぐに思いつくでしょう。

実はもう一つあります。思いつきますか?

中学生以上の人は自分で思いつかなきゃやばいですよ。

答えは −5 です。

このように、普通平方根は プラスとマイナスに1つずつあります。

3.小数でも平方根

平方根は別に整数だけではありません。

たとえば、1.2 × 1,2 = 1.44 ですから、

1.2 は 1.44 の平方根です。

もちろん −1.2 も 1.44 の平方根です。

4.ルート

電卓によくある記号で √ というのがありますね。これは、プラスの平方根をあらわす記号です。「ルート」と読みます。

36の平方根は 6 と −6 ですが、36 の プラスの平方根は 6 だけですね。

そこで 記号 √ を使って、

√36 = 6 

とかきます。なお、パソコンなのでしょうがないんですが、√の上のぼうは、本当は36の上にまで引っ張らなくてはいけないんです。すいません。

5.割り切れない?

もう、だいたい平方根についてはわかったと思います。

49の平方根は? 64の平方根は? 

「7 、 8 だ」と答えた人は失格です。「7 と −7 、8 と −8」が正解ですよ。

じゃあ、2の平方根はいくつでしょうか?

もちろん整数ではありません。だって、1×1=1、2×2=4 だから、小数になるはずです。根性のある人は自分で探してみるのもいいかもしれませんが大変ですよ。

こたえは 1.41421356・・・・・・・・・ と永遠に続く小数になるのです。

割り切れないのじゃありませんよ。分数にもできないんですから。

6.VBと平方根

VBを使って2の正(プラス)の平方根を求めるには

    MsgBox Sqr(2)

とします。この1行で2の正の平方根が表示されます。もちろん、無限に続くと表示しきれないので適当なところまでしか表示されませんけど、結構気合は言ってますよ。一度試してみてください。自分で試すのが面倒な人は下のボタンを押してください。VBスクリプトでMsgBox Sqr(2)を実行します。